生分解性ポリエステルについて

”コンセプトモデル”に、この素材を採用した理由は

当然堆肥化する事で地球(土)に還るという特性、ですが他にも

1 原料自体、植物由来や又リサイクル由来の物が使用されている。

2 今まで通りの廃棄も当然可能。(燃焼・リサイクル)

3 従来のポリエステルと比べ自然分解でも4~5倍分解が早い

(一般的にプラスティックが自然分解するには、数百年の時間を要すると言われています)

という点。

プラスティックに分類されるポリエステルが自然の力で分解できる(コンポスト)という事。なので、天然素材と同じ振る舞いという事です。

上の1、いわゆるバイオマスプラスティックという物で植物由来の原料(トウキビの不加食部など)からできたいわゆる「エコ」と言われる素材。

またリサイクルされた原料を基にした素材も「エコ」として扱われています。どちらも「環境にやさしい」として使用されています。

ただ、これら「エコ」素材であっても、やはりどうしても最終処理には「ゴミとして燃焼処分」が必要です。生分解性ポリエステルはこの最終段階で「堆肥を使って分解処理」が出来るという物です。

このエコ素材をさらに「自然にふるまう」素材にした物が「生分解性ポリエステル」です。

ゴミって何 ?

生物が生きていくうえで取り込む栄養。その他以外で不要とされ排出される物をいわゆる「ゴミ」と仮定し。。

この「ゴミ」は他の生物には必要な栄養でもあり、また資源でもあります。そう考えると「ゴミ」は基本存在しません。CO2も植物にとって必要です。問題は無責任に放置したこれらで起こる急激な私たち自身の環境変化、悪化。(衛生や美観含め)

コンポスタブルって?

これらは適切に処理されれば問題の多くは解決します。その廃棄の中で、燃焼以外の選択肢も必要と考えています。廃棄というより「自然の力によるエネルギーの循環」というイメージです。すべてをコンポスタブル処分する必要はないですが、出来るだけ多くをコンポスタブル可能な状態にしておくことはとても有効的と思っています。

 発芽

土に還すという事。

ポリエステルは”プラスティック”に分類される素材です。多くは原油から作られています。昨今、色々問題視されているプラスティックですが、原料の元をたどれば、この地球に存在している物です。なのに、プラスティックが環境に対して悪いという事に。

なんで?

理由は、主に「分解の遅さ」にあります。マイクロ化したこれらが空気中を漂ったり、海底に蓄積したり。それらが生物の体内に残り。。今現在は、人体や生態系(等)にどのような影響があるかは定かではありません。

とてつもない長いサイクルで見た場合、海底に蓄積されたこれらも地殻変動等で地中深くに潜り込み、やがて又地球に戻っていくのですが、自分達が携わった(製造)物は出来るだけ速やかに戻していければ良いな。。という考え。

自然の力だけでは中々分解が進まないこの”人の手で生み出したプラスティック”だからこそ、人の手で、考えで、より早く元に還したい。という思い。

微生物の力!

人が作ったプラスティックを分解する(食べる)事が出来る微生物が存在します。これらも日々研究が進んでいます。堆肥化(コンポスタブル)とはそういう微生物の力を借りて、他への悪影響を抑え”地球に還す”事。今、私たちが取り組んでいる事です。

 hands

もし

関心があれば、どうか私たちの活動にご協力ください。ほんのすこしのアクションを加えるだけで、状況がよりよい方向へ進むと考えています。

※生分解ポリエステル・生分解システムは(株)V&AJAPANのCRAFTEVO Reteのサポートのもと取り扱いを行っております。

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